スキンケアやエイジングケアにもつながる30~40代のための朝食メニュー

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朝ごはんが大切なのは分かっていても、「食べる時間がない」という方も多いでしょう。
「子どもに食べさせるだけで精一杯…」「少しでも長く寝ていたい…」その気持ちもよく分かります。
でも、30分早く起きて毎日朝ごはんを食べると、美容や健康に良いことがたくさんあります。
忙しいあなたにこそおすすめしたい、“簡単&栄養満点”の朝食メニューをご紹介します。

朝ごはんを食べるメリットとは?

「早寝、早起き、朝ごはん」と呪文のように教えられましたが、朝食のメリットをご存知ですか? 美容とも深く関わる、朝ごはんの大切さを見ていきましょう。

① 身体のリズムが整う

体内時計の研究が進み、時間栄養学が注目されています。何を食べるかはもちろんですが、「いつ食べるか」がとても大切だと分かってきたのです。
例えば、朝ごはんを毎日食べると生活のリズムが整い、睡眠の質が高いとされています。
睡眠は体内時計と密接に関係しており、美肌づくりにおいても重要です。

また、代謝も体内時計によってコントロールされており、朝食をとると代謝が上がるため、太りにくくなると考えられます。

② 栄養バランスが良くなる

朝ごはんを食べる習慣のある人は、美容に欠かせないたんぱく質やビタミン、ミネラルの摂取量が多いとされています。1日3食を通じてこれらの栄養素を十分摂っていくことが、美しさへの基本となります。

③ イライラしにくくなる

朝ごはんは心の健康とも関係しています。毎日朝食をとる人は、そうでない人に比べて、イライラしたり、ストレスを感じたりすることが少ないそうです。
ストレスは美容の大敵。いつもニコニコしていると、それだけで魅力度がグッとアップするでしょう。

朝食で摂りたい栄養素や食品は?

朝はパンとコーヒーだけという人も少なくありませんが、炭水化物をエネルギーに変えるためには、ビタミンやミネラルが不可欠です。とはいえ、野菜ジュースやサラダ、ヨーグルトなど冷たいものだけだと身体を冷やしていまします。朝は体温が低いため、できるだけ温かいものを食べるようにしましょう。

おすすめは、具沢山のみそ汁です。野菜、きのこ、海藻をたっぷり入れれば、ビタミンやミネラルが摂れますし、卵を落としたり、豆腐や缶詰の鯖を加えたりすれば、たんぱく質も補えます。

みそ汁のすごいところは、毎日食べても飽きないこと。だしを洋風に変える、牛乳や豆乳を加える、ごま油や柚子胡椒などでアクセントをつけるなど、アレンジも自在です。
みそは大豆の発酵食品ですが、大豆製品もしっかり摂りたいところ。大豆は良質なたんぱく質やカルシウムが多く、女性ホルモンのような働きをするイソフラボンが含まれるため、まさに女性の味方と言えますね。

発酵食品は骨のエイジングケアにも!

具沢山のみそ汁に、納豆やチーズなどの発酵食品をプラスすると尚良いでしょう。
発酵食品には腸内環境を整える善玉菌が含まれ、「お肌の鏡」とも言われる腸をキレイにしてくれます。
腸内環境が整うと、骨の健康に欠かせないカルシウムの吸収率がアップします。さらに、腸内細菌は骨の形成を助けるビタミンKを産生する働きもあります。
骨は普段あまり意識しませんが、お肌と同様、年齢とともに衰えやすい器官。全身を若々しく保つためには、骨のエイジングケアが大切です。

カラダの衰えを感じたら、生活習慣を見直す時期もしれません。まずは、毎日朝ごはんを食べて、身体のリズムを整えましょう。
具沢山のみそ汁は、身体が温まって栄養満点。発酵食品も取り入れれば、腸からキレイになり、全身のエイジングケアにつながります。

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文責:上辻 知津子(うえつじ ちづこ)

文責:上辻 知津子(うえつじ ちづこ)

管理栄養士・食育インストラクター 2000年からライター・編集者としてメディア制作に従事。業務を通じて食と健康に興味を持ち、2017年に管理栄養士資格を取得。現在は人間栄養学に基づいた健康記事の執筆活動を中心に、健康相談業務にも携わる。

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